ファッションへの目覚め

30代サラリーマンの粂=くめ言います。
最近になって古着の面白さに目覚め、趣味は古着屋巡り。そんな自分ですが、学生時代は本当にお金が無くて、ファッションなんてのは二の次。とりあえず着れる服を着ているという感じでした。学生時代に買ったのは就活用のスーツ、ワイシャツくらいだと思います。(結構ガチで)

社会人2年目くらいからお金に余裕が出てきたのと、社会人としての身だしなみを日々意識するようになってから手持ちの私服を見て「流石にこれは無いな・・」と、半分以上をユニクロやGUなどのファストファッションで一新。値段が手ごろなのと、ファッション初心者でも行きやすい・入りやすいお店なのでお世話になりました。高校生の時から酷使した穴あきジャージ、くたびれた服装から、こざっぱりした格好になった自分を見て正直「おぉ、イケてるんじゃね?」と思いましたw(学生時代の恰好が酷すぎただけなんですけどね)

会社のスーツとシャツは「デパートなら間違いないだろう」ということで、デパートの2着10,000円セールで買っていました。ある日先輩に「お前のスーツ、体に合ってない」と指摘されて目から鱗。一応先輩に「これデパートで買ったんですよ」と反論するも「サイズが合っていない。ワンサイズ大きい。採寸したのか?スーツをわかっていない」と一刀両断。「今度の休み、仕立てに行くぞ」と、先輩の車で亀岡にあるポプラという店に行って人生初のオーダーを経験しました。オーダーの前に店員さんが「粂さまの体系ならこのサイズのスーツをベースに・・」と、既成のスーツを試着しましたが、今までのような野暮ったさはなく、洗練された感じでまたもや目から鱗。当然、自分のサイズに仕上がったスーツは着心地が良く、他の人からも「そのスーツいいね」と褒められ、以来、スーツとシャツはポプラオーダーするようになりました。

ファストファッションとオーダーを経験した粂。その次に経験したのは転職でした。スーツ着用の会社から、私服勤務の会社へのジョブチェンジ。毎日私服を考えなければならない生活がスタートしましたが、困ったことに、自分が持っているGUのシャツを別部署の人も着ていたり、ユニクロのカーディガンを小柄な女性社員がビッグシルエットとして着ていたりと、GU・ユニクロ=被ることが出てきました。(被った2点は即封印)

GU・ユニクロなど大量生産・大量流通している服は手軽&手頃に買えるのがメリットですが、他人と被るデメリットがあります。品質もGUは・・という事が何度かあり、手軽に買える→悪くなったら・飽きたら捨てるサイクルが2~3年と早いのも気になりはじめ・・。(ユニクロや無印など自社製品のリサイクルを受け付けている所はリサイクルに出しています)

オーダーの良い点は世界に一つしかない、自分だけのオリジナル。オーダースーツは2着10,000円と比べると高いというのもありますが、仕上がるまでや、受け取った時のワクワク感など手元に来るまでのドラマがあり、それも含めて長く、大切に着たいと思います。しかし、すべてをオーダーにするのは無理があります。

いい服を、大切に着たい。
人と被らない服が欲しい。
だけど¥は限りがある・・。

そんな粂が出会ったのが古着でした。